(目的)

第1条　この訓令は、秩父消防本部安全管理規程(平成25年秩父消防本部訓令第5号)第10条に基づき、訓練時の安全管理に関する必要な事項を定め、事故防止に資することを目的とする。

(訓練の計画的実施)

第2条　警防課長又は消防署長は、訓練が安全かつ確実に実施できるよう年間計画及び月間計画を立て、計画的に実施するよう努めるものとする。

(長の責務)

第3条　警防課長又は消防署長は、消防における訓練の安全管理の責任者として、訓練時の事故防止に努めるものとする。

(安全主任者等)

第4条　訓練を実施する場合は、当該訓練の安全を確保するため、安全主任者を置くものとする。ただし、必要に応じ安全副主任を置くことができる。

(安全主任者の職務)

第5条　安全主任者は、訓練時における安全管理の推進者として、次に定める事務を掌理する。

(安全副主任の職務)

第6条　安全副主任は、安全主任者の指示を受け訓練時の安全管理に関する事務を補助する。

(訓練計画)

第7条　警防課長又は消防署長は、別に定める訓練を実施する場合には、訓練時の指揮者(以下「訓練指揮者」という。)にあらかじめ訓練計画書(様式第1号)を作成させるものとする。

(安全管理点検)

第8条　安全主任者は、前条に定める訓練計画に従い、安全管理業務を円滑に実施するため、訓練を実施前、実施中及び実施後の3段階に区分した安全管理事項を定めるとともに、必要に応じ安全管理点検表(様式第2号)を作成するものとする。

(訓練前教育)

第9条　訓練指揮者は、訓練を実施する場合には、訓練の内容及び方法等の説明を十分行うとともに、展示、個人指導等必要な教育を行うものとする。

(訓練指揮者の措置)

第10条　訓練指揮者は、訓練時において職員を直接指揮監督する者として安全管理点検に十分留意し、訓練計画に沿った訓練を実施するとともに、常に訓練の実施状況を的確に把握し、職員の事故防止に努めるものとする。

(安全主任者の措置)

第11条　安全主任者は、訓練計画及び安全管理点検に従い、当該訓練が安全確実に実施されるよう監視するとともに、改善すべき事項を認めた場合は、訓練指揮者に改善措置を具申するものとする。

(職員の職務等)

第12条　職員は、訓練を通じ厳正な規律の確保及び適切な部隊行動並びに必要な消防技術の習得に励むとともに、自己管理を基本とした責任感と相互信頼感を保ち、訓練時の事故防止に努めるものとする。

(訓練終了後の検討)

第13条　訓練指揮者又は安全主任者は、訓練終了後、訓練参加職員の一部又は全部の参加を求め、事後検討を行うものとする。

(記録等)

第14条　訓練指揮者は、次に定める訓練に関する記録を整備し、必要に応じ警防課長又は消防署長に報告するものとする。

(補則)

第15条　この訓令に定めるもののほか、必要な事項は別に定める。