災害に対する備え

水は、災害時にライフラインが止まったときの必需品です。
お風呂やトイレ、洗濯など日常に欠かせない水ですが、断水時に何より確保しなくてはならないものは飲料水です。飲料用と調理用だけで1人当たり1日3ℓの水が必要と言われておりますが、災害時には、断水等が発生して手に入らなくなることが予想されます。
また、避難所などの給水拠点で水を配布されたとしても、水は予想以上に重く、持ち運ぶにはかなりの労力を必要とするため、事前の準備が重要です。


水のストック方法としては、「ローリングストック」が有効とされています。この方法は無駄なお金がかからないことが利点で、ストックしていたものを消費期限内に消費し、消費した分だけ買い足すことで、一定量を常にストックするものです。
長期間保存できるものとしては市販のペットボトル入りの水やウォーターサーバーの水があります。
また、水道水でも保存は可能です。水道水で保存する場合、清潔でフタのできる容器に口元いっぱいまで入れてください。直射日光を避ければ常温で3日、冷蔵庫で10日程度(飲用)保存できます。なお、浄水器を通した水や白湯は塩素の効果が弱まるため、飲用保存には不向きです。
ご家庭で使用頻度の多い飲み物、もしくは長期保存が可能なものをストックするなど、それぞれの生活にあったストック方法をご検討ください。

さらなる備えとして、 災害時に水を運搬しやすい容器を備えることも重要です。
ペットボトルは保管しやすい代わりに運搬しにくいため、リュックやキャリーバッグなどを用意しておくと便利です。