新火葬場建設事業基本計画の策定について
秩父広域市町村圏組合では、老朽化の進む秩父斎場に替わる新火葬場の建設事業を進めていますが、この度、事業の基本計画を策定しましたので公表します。
○計画の概要
1.基本計画策定の目的
現在、秩父広域市町村圏においては公設の「秩父斎場」が唯一の火葬場であり、火葬炉4基(うち1基は巨人炉で休止中)にて圏域の火葬需要を賄っている。しかし、昭和48年6月の供用開始から39年が経ち、火葬施設については、ばい煙・臭気等の環境問題、炉本体の老朽化による安全対策等の課題、駐車場不足による近隣問題、更には利用者らの施設需要に対する要望等の観点から、施設再整備が求められている。
秩父広域市町村圏組合では、平成19年度に「秩父斎場整備基本構想」を策定し、引き続き平成20年度に「秩父斎場整備基本計画」を策定した。本計画はこれら内容を受け、今日までの間に、建設敷地の確定や検討の変遷があったことをふまえ、一部を見直し、新たに策定するものである。
2.基本計画の主な内容
所在地 | 秩父市大宮5361番地2ほか | ||
予定敷地 | 現秩父斎場及び秩父市営馬場等 | ||
敷地面積 | 22,000㎡程度 | ||
建物延べ面積 | 2,800~3,200㎡程度 | ||
建設位置 | 施設は市営馬場を中心に建設、駐車場は現斎場周辺を整備 | ||
概算総事業費 (消費税別) |
18~19億円 | 概算工事費 15億円~16億円 |
新火葬場施設建設工事費 敷地造成及び外構整備費 現斎場解体工事費 |
その他概算経費 3億円 |
測量等調査費、建築設計・工事監理費 隣接地購入費、一時交付金、備品整備費等 |
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別途経費 | 市営馬場移転費及び進入路市道改良工事費に係る負担金 建設予定地に地中障害などが確認された場合の経費 |
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スケジュール案 | 平成24年度 建築設計業者・火葬炉設備業者選定等 平成25年度 敷地測量調査、建築基本設計、火葬炉設備設計等 平成26年度 建築実施設計、火葬炉設備設計、市営馬場移転等 平成27年度~28年度上半期 新火葬場建物工事、火葬炉設備工事等 (新火葬場運用開始後)~平成28年度末 現斎場解体・外構工事等 |
構 成 | 備 考 | ||
建 |
火 |
火葬炉 | 人体炉 4基 動物炉 1基 |
使用燃料 | LPガス バルクタンク供給方式 | ||
公害防止装置 | 再燃焼炉、排ガス冷却装置、バグフィルター等公害防止に特に留意した設備の導入 | ||
炉前諸室 | 告別室、収骨室の整備 | ||
その他必要諸室 | 霊安室、動物炉関連諸室、廊下、エントランスホール、 台車置場、便所、倉庫等整備 |
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待 |
待合室 | 50人程度の洋室を4室 一部移動間仕切設置(2室一体利用) |
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多目的室 | 1室、家族葬など小規模な通夜・葬儀、待合予備及び会議等に利用 | ||
和室 | 聖職者控、葬儀親族控・通夜泊及び体調不良の方の休憩等に利用 | ||
待合ロビー | 会葬者が比較的多い地域慣習を考慮し、十分な広さの確保 | ||
その他必要諸室 | 持込飲食物対応関連室、自動販売機コーナー、廊下、便所、 授乳室、倉庫等整備、(喫煙スペース屋外設置) |
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外 |
駐 |
車寄せ | 中型バス(30人乗程度)対応 |
一般駐車場 | 80~85台程度(業者・職員駐車場は別に確保) | ||
車いす使用者駐車場 | 関係法令に準じて必要台数を整備 | ||
バス駐車場 | 中型バス5台程度 | ||
環境緑地 | 近隣宅地に配慮し敷地内自然林を活かした緩衝緑地帯整備 | ||
その他 | 供養碑整備(人・動物) | ||
施 |
休業日 | 現斎場同様に日曜日、年始を継続する。 | |
霊柩車 | 宮型霊柩車の乗り入れについて禁止する。 | ||
その他 | 葬儀時の花輪については内花のみとする。 進入路における葬儀関係の看板等は葬儀業者へ自粛を促す。 |
○基本計画
以下に基本計画の全編がございますので、ダウンロードしてご覧ください。
平成24年度 新火葬場建設事業基本計画報告書(PDF 3.8MB)
問い合わせ先
秩父広域市町村圏組合 業務課
新火葬場建設担当
電話0494-23-2489(業務課)